プレゼン資料やパワーポイントの資料をわかりやすく伝えたいのに、
「資料が見えづらい・わかりづらい」
「何をつたえたいのか全然わからない」
「ごちゃごちゃしている」
なんて言われることが社会人の序盤に限らず、多くの人が直面すると思います。
私はITコンサルとして毎日普段から資料を作る仕事が多いのですが、 学生時代で研究室の教授にコテンパンに指導を受け、社会人3年目までも徹底的にスライド資料を添削されました。
それまで見やすいスライド作りの本を読み漁り、日々の訓練を経て、ようやく企業の提案書や説明資料を通してもらえるようになりましたが、 スライドの作り方だけではなく、細かいテクニックも重要だと思っています。
そこで今回は、現在も必ず実践しているプレゼンやパワポ資料で作る際にわかりやすくスマートに作る小技を紹介します。
今回はテクニック論なので、全体の論理構成やストーリーづくりは今回割愛しておきます。
- 劇的にスマートに整える小技10選
- 10位.行間は1.5倍
- 9位.強調する数字のフォントサイズを上げる
- 8位.対策一覧などは表を避ける
- 7位.スライドで使う文字のサイズをできるだけ統一する
- 6位.2軸や時系列を使う
- 5位.濃淡の図形を使い分ける
- 4位.大小関係を図で表現する
- 3位.矢印の起点と終点を明確にする
- 2位.関係性の強いものは近づける
- 1位.不要な線を消す
- まとめ
劇的にスマートに整える小技10選
ランキング形式でお届けします。
10位.行間は1.5倍
行間を適切に整えましょう。
特に、行間の設定を1.5倍にすると見やすくなります。
理由は、「文字サイズに応じて適切な行間を保ちやすい」からです。
たまにコピペしたときに行間が詰まって見づらい資料がありますが、よほど必要がなければ行間隔は1.5倍にしましょう。
9位.強調する数字のフォントサイズを上げる
根拠のある数字が散らばってる場合、多少強調したい数字のフォントを上げるだけで意味を持たせることができます。
数字を強調するだけで、メッセージがクリアに。
8位.対策一覧などは表を避ける
書く機会が多い「原因と対策」ですが、表を使ってかくのはやめましょう。
表は原因と対策の関係が表現されきれていないので、「原因と対策」を書くのには向いてません。
説明には、表を使わずに図を使いましょう。
7位.スライドで使う文字のサイズをできるだけ統一する
スライドごとに文字サイズがバラバラだと、スライド全体でどこを強調しているのかがはっきりしなくなってしまいます。
もちろん、意味を持たせてあえて大きくしているならいいと思いますが、
6位.2軸や時系列を使う
どうやって表現していいかわからないときには、縦横の関係から考えると整理がされることが多いです。
時間軸を持たせたり、程度の違いや対比の関係を表すのでもいいと思います。
5位.濃淡の図形を使い分ける
強調したい場合、色だけではなくグレースケールを活用して濃淡で表現すると、自然と注目を集められます。
具体的には、強調したい箇所に濃いグレーを使い、そうではない箇所に薄いグレーの図形を使いましょう。
濃いグレーの図形に人の注目を集めることができます。
4位.大小関係を図で表現する
これも当たり前じゃん、といいつつ大小関係があることを忘れがちで同じ大きさの図形で表現してしまうことが多い。 手順とかフローを書くときには、かかる時間や費用が異なる場合、大きさで表現しましょう。
3位.矢印の起点と終点を明確にする
矢印は使い勝手がいい分、とても危険な図形です。
経理部と人事部のどちらの人件費が上がった?両方? という具合に、矢印の起点・終点が示す対象がとても曖昧で、見る側で解釈が異なる可能性があります。
矢印を使う場合は、始点と終点を意識しましょう。
2位.関係性の強いものは近づける
当たり前じゃん、といいつつあまりやれてなかったランキングの個人的No.1。
例えば組織図を図示したあと、「A部長とB部長は組織的には同じ。でもわざわざ図形や色分けすると余計にごちゃついてしまう」などという、見えない意味を表現できます。
1位.不要な線を消す
超絶楽で、最も効果的な方法。
だいぶ見やすいですよね。気がつきにくいけど、線は不要な情報です。
必要に応じて線つきの図形をつかいましょう。
まとめ
本来はストーリーや構成を考える時間が最も重要ですが、今回紹介したテクニックは必ず聞き手を動かすために必要なテクニック論です。
身につけて損はないので、実践してみてください。